正気な人たちのサバイバル映画『ミスト』

2009/08/01 — 第204号

8月28日に「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」を上映します。太平洋戦争末期の硫黄島の激戦を背景にした作品です。この硫黄島の戦いが始まったのは1945年2月19日でした。●その後、4月1日には米軍の沖縄上陸が始まります。日本人18万人以上の死者を出したこの戦いは6月23日に終結します。●7月26日ポツダム宣言。8月6日広島、9日長崎に原爆が投下され、遂に15日のお盆の日、日本人600万人以上の死者を出した大戦は終了しました。●当館では毎年8月に戦争や歴史などを考える特集上映を行ってきました。今年は16日より開催します。●18・19日は戦争の時代に生きた人々を慈愛に満ちた視線で描いた黒木和雄監督の「父と暮らせば」など4本を上映。’06年に亡くなった黒木監督を偲びます。●今年は戦後混乱期、国鉄総裁が謎の死を遂げた下山事件から60年。真相は未だ闇の中、冤罪説も根強い帝銀事件から61年。両事件の真相に迫った熊井啓監督が亡くなってからもう2年が経ちます。この2作品は20日に上映します。●名優・緒形拳さんが亡くなったのは去年の10月5日でした。’06年に亡くなった巨匠今村昌平監督と緒形さん、おふたりの代表作「復讐するは我にあり」「楢山節考」は24日。「北斎漫画」では北斎を、「火宅の人」では壇一雄を、緒形さんが独特の存在感で演じ切った両作品は25日に上映です。●日本と世界で今を生きる人々を描くドキュメンタリーは4本。セネガルのバオバブの木と少年の交流を描く「バオバブの記憶」。中国・長江に生きる人々「長江にいきる」「いのちの作法」(キネ旬4位)は岩手県沢内村のある実践の模様を。木更津市で里山保育を受ける子供たちの元気いっぱいの姿を描く「里山っ子たち」(同3位)。●期間中はゲストをお招きしトークショーも開催します。是非ご来場ください。

— 矢田庸一郎