今年の「山路ふみ子映画賞」決まる!

2011/12/01 — 第244号

毎年11月末に発表される「山路ふみ子映画賞」は、前年11月〜当年10月までに公開された映画を対象に、優れた映画や個人の業績に対して表彰しています。「山路ふみ子映画賞」は、数多い日本映画賞のトップを切るものとして注目を集めていると同時に、文化賞、福祉賞、功労賞などユニークな特質を示すものとして、存在価値を高めています。■しかし、山路ふみ子が戦前に100本以上の映画に主演する映画スターで、化粧品、清涼飲料、自動車のCMモデルとして、超売れっ子の女優であったことや、戦後、料亭経営者として成功したことなど、山路ふみ子の人となり、考え方、生き方などは知られていないのが実情です。■今年の「第35回山路ふみ子映画賞」は、★「山路ふみ子映画賞」は新藤兼人監督。99歳にして力強い感動的な反戦映画『一枚のハガキ』における監督、脚本の成果に対して★「女優賞」は永作博美さん。映画『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』における迫真的な演技に対して★「新人女優賞」は井上真央さん。映画『八日目の蝉』における優れた演技力に対して★『映画功労賞』は浅丘ルリ子さん。日活黄金時代から今日まで第一線で活躍する功績に対して★「文化賞」は砂田麻美さん。ドキュメンタリー監督作品『エンディングノート』で人間味溢れる独自の文化的評価を加えたことに対して★「福祉賞」は塩谷俊さん。監督作品『ふたたびswing me again』でジャズとハンセン病を結びつけた、福祉問題映画への取り組みに対して■来年、山路ふみ子の生誕100年目を迎えるに当たり、生前に著していた自伝『命あるかぎり贈りたい』を文化財団で復刊いたしました。50冊贈呈を受けましたので、興味・関心のある方は、友の会会員の方に限り先着で差し上げます。受付でお尋ねください。

— 永田稔