伝説のトークライブ『銀幕同窓会』が本になった!!

2001/09/01 — 第27号

◆昭和30年代(1955)〜40年代の映画は、「娯楽の王様」であった。近年シネコンブームで映画館は増えているが、当時、映画館は地方の小さな町にも必ず在り、現在の3倍の約8千館もあり、国民一人当たり年間10回は映画館に通っていた。(昨年は年間1回強である。)◆その頃のことを高田文夫は、「終戦直後に生まれた我々団塊の世代が子供だった頃、茶の間にはまだテレビは無く、娯楽と言えばまずラジオ、そして何よりも映画だった。映画館こそが、我々の本当の教室だった。我々は映画の中から様々なことを学んだ。愛と勇気と正と邪と涙と笑いとラブシーン……。学校ではなかなか教えてくれない大切なことを、暗やみの中へ学びに行った。」(『銀幕同窓会』の序文〈予告編〉にかえて、より抜粋)と書いている。◆その高田文夫が幹事役を買って出て、イッセー尾形、ビートたけし、大滝詠一、高平哲郎など同世代の仲間との同窓会を今年の3月毎土曜日にトークショーと映画上映のオールナイト『高田文夫と五人の団塊者〈銀幕同窓会〉み〜んなオールナイトで大きくなった』を新文芸坐で行った。◆“聞く達人”高田文夫の軽妙洒脱な司会で、大爆笑の中にも団塊世代の映画へのオマージュ、映画遍歴など盛り沢山な楽しいライブであった。場内は沸きに沸いたが、チケットは前売り即完売のため、生で聞けたのは満席の300人のファンのみであった。◆そこで高田文夫は、この豪華な顔合わせによる映画本は他にないこともあり、伝説のライブの感動をもっと多くの映画ファンにも贈りたいと、その模様を収録した本を編纂してしまった。丁々発止と面白く、可笑しい会話の中に、感性豊かな青春時代を映画全盛の時に過ごした団塊世代の映画観、映画評、社会風俗など貴重な歴史的な証言がいっぱいです。映画ファン必携の書、懐かしい旧文芸坐が表紙の『銀幕同窓会』は、1,500円で新文芸坐売店で発売中!!

— 永田稔


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