長い間、ありがとうございました。

2015/06/23 — 第316号

私が社会人になったのは64(昭和39)年で、半世紀を超えました。文芸坐から42年間映画興行に携わってきました。新文芸坐になってからも15年になります。もう、十分に働いたので、新文芸坐を辞めます。■池袋の裏通りの小さな映画館の落成式に、代議士、豊島区長、映画会社々長など、錚々たる名士がお祝いに駆けつけてくれました。杮落としには、ゲストに山田洋次監督を初めとして、大勢の映画人が来場して華を添えてくれました。■新文芸坐は、文芸坐時代の人脈を引き継ぎ、その後、交換した名刺が3500枚もあり、多くの人々にお世話になり、ご協力に支えられて興行をすることができました。本当にありがとうございました。しかし、真っ先に御礼を申し上げなければならないのは、興行の原点であるご来場いただいた多数のお客様です。お客様とのちょっとした会話と笑顔が、興行者としての悦びでした。本当にありがとうございました。■お世話になった映画業界、マスメディアなどの皆さん、ご協力を頂いた俳優、監督、映画人、落語家の皆さんと、多くのお客様との出会いが私の財産です。お互いに映画を観続けて、笑い、泣き、感動、感激しましょう。長い間本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

— 永田稔