映画『光の雨』を“総括”する! 『光の雨』公開記念オールナイト

2001/11/16 — 第32号

◆「連合赤軍」(映画『光の雨』では「連合パルチザン」。以下、カッコ内は映画内での呼称)は、全共闘運動が求心力を失いつつある昭和46(1971)年7月15日、武力闘争でしか“革命”が成功しないという思想の下に、共産主義者同盟赤軍派・中央軍(赤色パルチザン)と京浜安保共闘・人民革命軍(革命共闘)によって結成される。警察の目を逃れ、彼らは人里離れた山岳アジトで共同生活をおくるうち、“総括”と称する自己批判をメンバー内に強要し、リンチの果て死に至らしめた。革命を夢見た20代の若者たちは、なぜ、14名もの同士を殺してしまったのか……。◆いわゆる「連合赤軍事件」初の映画化となる、映画『光の雨』は、このテーマに迫った立松和平の小説『光の雨』の単なる映画化ではない。連合赤軍メンバーと同年代の若手俳優を起用し、この事件を映画化しようとする「今の時代」を生きる人々の“事件=映画化”との葛藤をも描いているのが、映画『光の雨』ならではの見どころだ。◆12月8日からの本作公開に合わせて企画した「公開記念オールナイト」も、単に事件に焦点をあてた関連番組ではない。◆12/1(土)『光の雨』のメガホンを執った高橋伴明監督の過去の作品、12/8(土)当時公開された映画、12/15(土)赤軍派、連合赤軍を題材にした映画、12/22(土)全共闘世代の荒井晴彦氏が選んだ映画、を通して“『光の雨』映画化への想い”“あの事件”“あの時代”を多角的にみつめようというもの。◆前記2名の他、上映作品はもとより、“あの頃”を語るには正にうってつけのメンバーによるトーク付き!

— 柳原弘