プリンスのライブなので、できれば理性を捨てたいものです

2016/06/24 — 第328号

4月、不世出の天才アーティスト・プリンスが逝ってしまいました。もうこの世界にはマイケル・ジャクソンもデヴィッド・ボウイもプリンスもいないのです。■当館では追悼の意を込めて7/16(土)・17(日)に『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』をレイトショーとして上映します。87年に2枚組でリリースされた傑作同名アルバムのツアーを収めたファンキーでポップ、かつロックな82分の白熱のライブ映画です。■個人的にはこの手のライブ映画を劇場で観ていると、つい立ち上がって拍手をしたり歓声を上げたくなって困るのですが、「他の人に迷惑をかけてはいけない」「目立ってはいけない」という、日本人として培われた奥ゆかしさにより悶々としてしまうのも事実です。今回の上映は当初「スタンディング可」と謳うつもりでしたが、やはり躊躇してしまう奥ゆかしい方がいるのではないかと引っかかっていたのです。そんな人にも盛り上がっていただきたい……。■という訳で、今回は通常上映に加え「スタンディング“強制”上映」を7/17(日)に設けました。冒頭から問答無用で立っていただきます。拍手・歓声・合唱はライブ同様ご自由にどうぞ。立つきっかけはこちらで与えるので、一瞬の気まずさは「やれやれ」とか言いながら当館のせいにしてください。後は怒涛のショーに身を委ねればOK。「見えないから立つなよ」という人はいません。もちろん疲れたならお座りください。全員が合意していることが大事なのです。■7/16(土)は通常の着席上映です。これはこれでじっくりと楽しめますが、拍手ぐらいはしてもいいですよね?

— 花俟良王