特集〈シネマ・カーテンコール2018〉、今年の特徴

2018/11/24 — 第357号

年末恒例の外国映画特集〈シネマ・カーテンコール〉を開催します。今年日本公開された話題作の中から、まだ当館で上映していない作品を取り上げています。それぞれの番組にはテーマを設けていますが、本紙にはスペースの都合で掲載できませんでした。特集チラシには記載がありますのでご参考にしていただければ幸いです。■今回の上映作品は、『英国総督 最後の家』『はじめてのおもてなし』『希望のかなた』『ウインド・リバー』『女は二度決断する』など多くの作品で、移民、難民、もしくは国内でも故郷を離れざるを得なかった人々が描かれています。番組編成の際には特に意識せず、単に良質な作品を求めていたので後から驚きました。もちろん移民・難民問題は昔からあります。しかし、毎年この特集を企画していますが、ここまで反映された年はなかったと思います。■映画は世相を反映します。「移民・難民」という言葉にすると、島国の日本で暮らしているとあまり現実感がないかもしれません。しかし増える外国人労働者の処遇問題が報道され、池袋界隈の外国人観光客も増え、私たちも日常生活の中で文化や価値感の異なる外国の方と接することは増えました。■先にあげた作品中『はじめてのおもてなし』には、受け入れに困惑しながらも「外国人」ではなく「人」として接する心の機微が描かれています。

— 花俟良王


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