第一回文化庁映画賞(映画功労賞)受賞御礼

2004/05/01 — 第91号

《我が国芸術文化の普及に多大な貢献をされました》として、第一回文化庁映画賞(映画功労賞)を受賞いたしました。推薦文には、『創意と工夫に満ちたプログラムを企画し提供する、いわゆる名画座の支配人として、長年、映画の多様な魅力を観客に伝えてきた。時機を捉えた作品の選択、トークやシンポジウムを伴う上映、会員制度の運営など、常に意欲的な上映を続けた。観客の中から青山真治、黒沢清、周防正行など現在日本映画の第一線で活躍する監督たちが輩出しており、同館は広い意味で《映画の学校》の役割を果たしてきた。また、一度は閉館を余儀なくされた「文芸坐」を「新文芸坐」として再開させ、映画文化の底を支える存在として存続させるなど、斯界におけるその功績は明らかである』と記されています。◆文芸坐の時も新文芸坐の現在も責任者をしている私に授与されたのですが、元より、私個人だけの功績ではありません。功労者は、昭和23年創業の人世坐から文芸坐を経て、平成12年マルハンが経営する現在の新文芸坐まで歴代の従業員全員ですが、真の功労者は、ご来場いただきましたお客様です。お客様のご声援が文化行政に届き、今回の受賞に繋がったものと思っています。お客様に心より厚く御礼申し上げます。

— 永田稔


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