まんすりいコラム

「新文芸坐ベストテン2016」発表!!

2017/02/22 — 第336号

新文芸坐のお客様の投票で決まる「新文芸坐ベストテン」。
2016年は以下のような結果となりました。
ご投票いただいたみなさま、ありがとうございました!

〈邦画〉
1位:この世界の片隅に
2位:シン・ゴジラ
3位:永い言い訳
4位:湯を沸かすほどの熱い愛
5位:海よりもまだ深く
6位:君の名は。
7位:怒り
8位:淵に立つ
9位:リップヴァンウィンクルの花嫁
10位:ヒメアノ〜ル

〈洋画〉
1位:ハドソン川の奇跡
2位:トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
3位:スポットライト 世紀のスクープ
4位:ヘイトフル・エイト
5位:キャロル
6位:シング・ストリート 未来へのうた
7位:サウルの息子
8位:ルーム
9位:オデッセイ
10位:ブルックリン

(有効投票数124票)

ベストテン入りした作品はもとより、惜しくも選外となった作品も今後の番組編成の参考とさせていただきます。どうぞお楽しみに!

— スタッフ


東京アニメアワードフェスティバル2017

2017/01/30 — 第335号

東京アニメアワードフェスティバル(略称:TAAF)と言っても、まだ新文芸坐の観客のみなさんには馴染みがないかもしれない。今春から、池袋を中心に催されることになった長篇・短篇アニメーションの国際コンペティションを中心に据えたアニメーションの映画祭である。そのルーツは古く、2002年の東京国際アニメフェアにある。

コンペティションの他にも、アニメ オブ ザ イヤーという昨年度国内で上映・放映された作品、約550タイトルから、ファンの投票で『アニメファン賞』を決める部門もある。

まさに、『東京が、世界のアニメーションのハブ(拠点)になる。』というコピーのとおり、世界のアニメーション、日本のアニメの代表作が一堂に集まるフェスティバルだ。

ここ新文芸坐では、コンペティション部門の短篇34作品、長篇4作品が上映される。内容も技術も素晴らしい。特に短篇は、見る・聴くことでストーリーを味わうだけでなく、肌の感触や臭いまでも連想できるような力作揃いだ。とにかく、一見の価値あり。是非、ご来場賜りたし。

東京アニメアワードフェスティバル2017開催概要

名称:東京アニメアワードフェスティバル2017(TAAF2017)
開催日:平成29年3月10日(金)〜13日(月)
会場:東京・池袋
主催:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会・一般社団法人日本動画協会
共催:東京都 特別協賛:豊島区


<お問い合わせ>
東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局
〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX4F
公式HP:http://animefestival.jp/ja/
E-mail:info@animefestival.jp

— 東京アニメアワードフェスティバル2017 フェスティバルディレクター 竹内孝次


明けましておめでとうございます

2017/01/01 — 第334号

日頃より、新文芸坐をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

2017年も新文芸坐は“感動はスクリーンから”をモットーに、古典的な名作から、世界の息吹を伝える“いま”の映画まで古今東西、幅広く上映活動を行っていきます。

新年は『ゴーストバスターズ』の1984年版と2016年版の新旧二本立てから始まります。その後、1月4日からは日本映画の名作特集“絶対に観て欲しいシリーズ 第3弾”今回は喜劇〈コメディ〉篇です。川島雄三監督の名作『幕末太陽傳』や巨匠・木下恵介監督、原節子主演の『お嬢さん乾杯』、さらに斎藤寅次郎監督の無声映画『子宝騒動』を澤登翠さんの活弁付きで上映したりと、新年の初笑い29本を軽やかに楽しくお贈りします。そして1月29日からはフランシス・コッポラの名作『地獄の黙示録』を上映。新文芸坐、新春から早速にぎやかなラインナップです。

映画ファンの皆様の映画愛を受け止め、そして未来へと映画の歓びを継承していきたいと心より願います。

本年も、何卒よろしくお願いを申し上げます。

2017年正月

新文芸坐

矢田庸一郎 関口芳雄
梅原浩二 花俟良王 後藤祐輔
柳原弘 小澤麻梨子 山下萌 松田恵理加 武田俊輔 青山貴昭 濵本栄紀
中村悦子 泉未来 星野依子 芳仲康輔 西川由里子

— スタッフ一同


12月は開館記念日と「シネマ・カーテンコール」

2016/11/24 — 第333号

12月12日は小津安二郎の誕生日であり命日であり、そして新文芸坐の開館記念日でもあります。皆様のおかげで16回目の記念日を無事に迎えられそうです。心からお礼申し上げます。■12月の恒例企画と言えば、その年に公開された優れた外国映画を特集する「シネマ・カーテンコール」。当館初上映の選りすぐりが20本揃いました。■個人的なお薦めは『メカニック:ワールドミッション』と『アウトバーン』のアクション映画2本立て。意外に思う方もいるかもしれませんが、この手の映画を2本立てで観るって、今や貴重な機会ではないでしょうか? (話せば長くなりますが)諸々の事情と状況により、現在の名画座は娯楽作よりは作家中心のプログラムが主で、能天気で単純なアクション作品は封切りを逃したら再びスクリーンで観るのが困難になっています。でもやっぱり面白いんですよ、こういう映画は。■その他にも12月は「新文芸坐シネマテーク」「幻想と怪奇のレイトショー」「ゴーストバスターズ(2016)年忘れ絶叫上映」などイベントが盛りだくさん。さらに土曜以外に12/23(金・祝)にもオールナイトがあります。どうぞ気軽に楽しんでください。そもそも映画の敷居は低いんです。

— 花俟良王


昔のスタア 昔の映画

2016/10/26 — 第332号

11月、新文芸坐では生誕100年となる映画監督加藤泰の特集が行われる。■数多くの名優が起用された加藤泰映画の中でひときわ異彩を放つのは安藤昇だろう。戦後、暴力団安藤組を興した安藤昇は、短刀で斬られた左頬の傷痕などエピソードに事欠かない。ワイズ出版『映画俳優安藤昇』には、山田洋次監督の『男はつらいよ』が実は安藤昇が原案だったという話から、石井輝男監督の『網走番外地 吹雪の斗争』の現場が気に食わずに帰ってしまったという有名な話まで、数多くの逸話がまとめられている。■山田監督や石井監督にも遠慮しない話しぶりの安藤昇が、ほとんど唯一加藤泰についてだけは敬意を持って懐かしそうに語る。そんな加藤泰も映画撮影でのびっくりエピソードに事欠かない。『阿片台地 地獄部隊突撃せよ』では、香港から参加したペギー・潘が帰国する日になっても手のクローズアップの撮影を続け、また代名詞である極端なロー・アングルのために現場では常にスコップを持った助監督が穴掘り要員として待機していたそうだ。■あまりに個性的な役者と、映画を作ることにこだわり抜く監督が生み出すこの豪放磊落なおもしろさを見ないなんてもったいない。見るほど知るほど常に驚きも発見もある昔のスタアと昔の映画は、それゆえに今もまだ新しい。

— 青山貴昭


映画よ。また、よろしく。

2016/09/29 — 第331号

映画がきっかけとなって、行動を起こすことがある。それが吉と出るか、凶と出るかは、その時々によって変わってくるものの、先日のきっかけと行動は、間違いなく吉だった。■観賞したのは、アニメ映画『planetarian?星の人?』だ。プラネタリウムが重要なキワードの作品であり、星空の投影のシーンは、思わず息を飲むほど美しく描かれていた。案の定、観賞後は久しぶりにプラネタリウムへ行きたくなった。そして数日後、私は仕事帰りにプラネタリウムへ向かったのだった。■独り身でのプラネタリウムは、初めのうちこそ不安だったものの、いざ投影が始まると、どうでもよくなった。十五年ぶりに観るプラネタリウムの星空は、例えようもなくきれいだったからだ。きらめく星々に見惚れながら、ここへ来るきっかけをくれた映画へ、密かに感謝した。■映画を観る理由は人それぞれちがうが、私は「映画を観た後の自分はどうなるのだろう」という不安や期待も、映画観賞のひとつの醍醐味であると思う。観賞後、なにかをしようと思えたならば、それは自分が映画によってほんの少しだけ変われた証なのだ。……さて、次はどんな映画を観て、どんな影響を受けるのだろうか。

— 濵本栄紀


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