まんすりいコラム:2018年

ショーシャンク事件に、感謝。

2018/07/31 — 第353号

早いもので、新文芸坐で勤務して今年で6年目になります。新文芸坐で働くきっかけを思い返してみると、当時私は芝居に打ち込んでいて、その芝居仲間に『ショーシャンクの空に』を観てない役者と一緒に芝居をしていたなんて信じられないと罵倒されたことでした。全く映画の知識がない私は、短絡的に名画座で働いてみたら映画の知識がつくかもしれない! と思い新文芸坐で働くことを決めました。ここで働いてからたくさんの映画に触れられ、勉強の日々です。■そうやって映画の知識量が増えれば、一本の映画を理解できる幅が格段に広がりますよね。今月上映される『レディ・プレイヤー1』がまさにそうでした。スピルバーグが撮った今作には往年の映画のキャラクターが登場し、その作品を思い起こさせます。「あ。これは、あの映画である!」と、一種のアハ体験。もちろん、そこに気付かなくても面白いのでしょうけど、分かるとご褒美のような、ちょっとしたお得感があります。6年前の私が観たところで、この興奮はなかったのだろうな…としみじみと感じました。■映画を観ることに慣れるにつれて、映画はいつだって私の感情の近いところで寄り添ってくれて、味方でいてくれるようになりました。私が都合の良いように捉えているだけなのかもしれませんが、観た作品の数だけ自分の中でエネルギーにしていくことができるようになりました。新文芸坐に足を運んでくださるお客様と、お話をするのも私のエネルギーの一つになります。これから先も、色々な作品に肯定され、生きていくヒントを与えてもらいたい。そんなきっかけを教えてくれた、新文芸坐で働けたことは幸せであり、私の人生の財産です。

— 松田恵里加


新文芸坐、全面禁煙化への動き

2018/06/29 — 第352号

東京都では6月27日に「受動喫煙防止条例」が成立しました。東京都の資料によると、この条例は「屋内での受動喫煙による健康影響を未然に防止し、誰もが快適に過ごせる街を実現するため、“人”に着目した都独自の新しいルールを構築していくこと」を目的とし、映画館を含む「多数の者が利用する施設」では、屋内禁煙とするか、喫煙専用室を設けることを義務付けています。

新文芸坐では、十年以上も前になりますが、ロビーに喫煙専用室を設置しました。しかし、入り口がロビー中央付近にあり、喫煙専用室の出入りの際、タバコの煙がロビーに漏れ出るという問題があります。

当館では、この問題を解決するため、喫煙専用室を移設することを検討しましたが、当館の構造上、移設はかなり難しいという結論になりました。

現状の受動喫煙への対応としましては、当館が入っている3階部分を全面的に屋内禁煙とすることを選択しようと考えています。遅くとも9月には、これを実施したいと考え、もろもろの調整作業を開始しています。

これにより喫煙をするお客様にはご不便をお掛けしてしまうことになる公算が非常に高いのですが、東京都の「受動喫煙防止法」の主旨を真摯に受け止めた対応策であることを、どうかご理解いただきたいと思います。

— 新文芸坐・支配人 矢田庸一郎


贅沢な日常

2018/05/28 — 第351号

新文芸坐ほど、あらゆるジャンルの名作を網羅し上映している映画館は他に無いと思います。新文芸坐で働いていると、滅多にスクリーンで観ることの出来ない貴重な映画が上映される機会が、いつものなんてことない日常としてやって来ます。■そんな贅沢な日常にすっかり慣れてしまった私は「この映画は滅多に観られない名作だ!出勤前に観なくては!」と思いながら、いざその日になったら寝坊して見逃してしまうなんてことがしょっちゅうで「私は名画を観て豊かな時間を過ごすより、二度寝する時間を選んでしまった、情けない…」なんて後悔する、贅沢でもったいない日々を送っています。■今月も上映スケジュールと自分のスケジュール帳とを見合わせて鑑賞予定を立てます。うーん…6月も魅力的な映画が目白押しで迷ってしまうな。久々にオールナイトを観てみようかな。エルマンノ・オルミ監督の作品は昨年新文芸坐で上映していたこともあって思い入れがあるんだな。ガメラは平成ガメラの思い出が強いけど、本家の昭和ガメラも気になる。グレタ・ガーウィグ特集はおしゃれで共感出来て楽しめそう。ここはあえての顔圧!ニコケイナイト2!にしようか…。なんて考えるのは楽しい時間です。(予定通りに行かないのがいつもの私なのだけど)■こうして選んだ映画が、心の奥底に触れ、人生の道筋を少し変えてしまうなんてことが、もしかしたらあるかもしれない。そんな可能性を多く秘めた、新文芸坐という空間にいられる時間を大切にしたいと思います。

— 中村悦子


新文芸坐友の会 入会・更新料の変更のお知らせ

2018/03/28 — 第349号

現在「友の会」会員のお客様には、特にお申し出のあった場合を除き、翌月のスケジュール表のダイレクトメール(DM)を郵送しております。しかし昨今のインターネットやスマートフォンの普及により、DM郵送を不要とする声を多くいただいております。

つきましては、2018年4月より「友の会」の入会・更新料を下記のように変更させていただき、DM送付の有無によって料金を分けさせていただくことになりました。

2018年4月1日より

新規入会(旧料金2000円)

ダイレクトメールが「必要」な方 → 2200円
ダイレクトメールが「不要」な方 → 1800

更新(旧料金1000円)

ダイレクトメールが「必要」な方 → 1200円
ダイレクトメールが「不要」な方 →  800円

また、現在ダイレクトメールに付帯されている「ファミリー券」は、来年2019年3月31日をもちまして終了とさせていただきます。別の形でのサービスを検討中です。併せてご了承いただきますよう、お願い申し上げます。

— スタッフ


東京アニメアワードフェスティバル2018

2018/02/26 — 第348号

弥生三月、今年も東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)の季節がやって来ました。TAAFは昨年からここ池袋に引っ越し、TAAF2018で通算5回目の開催となります。池袋の映画館5館を始めとし、区民ひろばやサンシャインシティ噴水広場等のご協力も得て、昨年以上の盛り上がりをみなさんにお届けします。■新文芸坐では、短編・長篇のコンペティション作品を中心に上映会を催します。分かり易く楽しい作品から、ちょっと考えさせる作品…日本でもよくニュースに登場するようになった、老人問題を取り上げたもの…等、バラエティに富んでいます。■3DCGの表現の進歩は目覚ましいものがありますが、今年は人形のストップモーション作品が頑張っています。是非当劇場に足を運んで、世界のアニメーションの「今」を見て頂きたいと思います。■それぞれの作品の上映時には、短いですが制作者の挨拶があります。また、同じ作品ですが、コンペティションの選考委員の解説付きプログラムも用意してあります。海外からもたくさんのクリエーターが来日するので、是非彼らとの交流も試みて下さい。■楽しい映画祭にして頂けるよう、新文芸坐友の会の方々には当日券の特別割引も実施します。劇場でお会いしましょう。

— 東京アニメアワードフェスティバル2018 フェスティバルディレクター 竹内孝次


新文芸坐ベストテン2017 投票開始!

2018/01/28 — 第347号

今年も恒例「新文芸坐ベストテン(文テン)」の季節がやってまいりました。

世の中にはいろいろな映画ベストテンがあり、著名人や映画評論家が選ぶものや、映画業界人が選ぶもの、特定の会員が選ぶものなど、選者は様々です。文テンは当館のお客様が選ぶベストテンです。映画ファンのベストテンといってもいいかもしれません。

ロビーに投票用紙がございますので、昨年(2017年)に新作映画として公開された映画の中から、日本映画と外国映画をそれぞれ最大10作品選んでご投票ください。お一人一票、どなたでも投票可能です。また新文芸坐友の会会員の方は、インターネットからでも投票いただけます。新文芸坐オフィシャルサイトからご投票ください。投票(ネット投票も含む)していただいた友の会会員の中から抽選で3名様にご招待券をプレゼントいたします。

後日集計してベストテンを発表し、当館の番組編成の参考とさせていただきます。どうぞ奮ってご投票ください。

★投票受付期間:2018年 2/1 〜 2/28

— スタッフ


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