映画は映画館で観るもの

2021/01/15

最近、「映画は映画館で観てなんぼだな」と改めて思ったことがあります。ある海外のアクション映画のDVDを自宅で観ていました。昨年テレビを買い替えたので、自宅での鑑賞環境は格段に向上しましたし、映画も面白かったので満足度は高かったです。その後、その映画を新文芸坐で上映することになり、試写を行ないました。一度観ていますから、見どころがどのシーンかはバッチリ分かっています。「あのカーチェイス、このくらいの音量でどうだろう?」なんて思いながら、映写室で音量を合わせて、3Fに下りて音を聴きました。……すごい轟音! 軽い振動も伝わってきました。もちろん、大画面ならではの迫力もあります。「映画館ってすごいところだな」と、改めて思いました。

それ以外にも、映画館で観ると楽しいと思う理由はいろいろあります。映画館は不特定多数の人々が一緒に楽しむ場所ですので、他人の影響を受けることがあります。スリラー映画で、場内に緊張感が張り詰めているとき、そして観ている人全員がとても集中しているのが分かるとき、「なんか、いいな」と思います。「この映画寝そうだな……」と思っていたけど、映画が始まったら私ではなく、数席隣の男性がぐわんぐわん揺れながら寝ていました。そしてその姿を見ていたら、私は目が覚めてきて、映画に集中できたことがあります。映画中に寝てしまうのは悔しいですが、それもひとつの映画体験で、後々「あのよく寝た映画」として、その男性の記憶に残るだろうと思います。数日前に観に行った映画は、エンディング曲がとても面白くて、笑ってしまいました。妹とわたし以外に笑っている人がいなかったので、エンドロール中に笑い声を一生懸命抑えていたのですが、人間「笑っちゃいけない」と思うほどおかしくなってくるもので、笑いを堪えるのが大変だったことしか覚えていません。

このご時世ですから、「映画館でたくさん映画を観よう!」と大きな声では言えませんが、今年もできれば映画は映画館で観たいなと思うのです。

— 泉未来


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