スタッフコラム

世界遺産と映画と私情の話

2021/08/19

■こんにちは。いきなりわたくし事ではありますが、今年の2月に「世界遺産検定2級」を取得しました。ありがとうございます。旅行が好きなのですが、このご時世で簡単にはできなくなったので、「せめて気分だけでも!」ということで取得に至りました。■世界遺産検定とはどういうものかといいますと、「人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定」(※公式HP参照)だそうです。世界遺産検定の勉強をしていると「この遺産、あの映画で使われてないか?」なんて思うことが度々ありました。その閃きにのっかり、世界遺産で撮影されている映画を見ていくことにしました。劇中の世界遺産をしっかりと把握した状態で映画を見ると、映画が一味違った目線で楽しめます。■ソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」では、フランスの世界遺産「ヴェルサイユ宮殿と庭園」がロケ地に使われています。とても可愛らしく華やかな映画で、私の好きな作品の一つです。作品のテーマがマリー・アントワネットであり、彼女が実際に住んでいたヴェルサイユ宮殿で撮影するという監督のこだわりを知ることでより美麗に感じました。ちなみに、宮殿での撮影料は1日1万6千ユーロ(現時点のレートでおよそ200万円!)だったそうです。シンジラレナイ。■エーデルワイスやドレミの歌などの名曲で知られる1965年のミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」も世界遺産で撮影されました。あの佳景な渓谷はオーストリアの「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」という世界遺産です。3つの州をまたぐ広大なこの遺産は「文化的景観」とされ、人間と自然の相互関係によって生み出されたものです。麗色かつ風光明媚なこの遺産が登録されたのは1997年のこと。映画が撮影されたのは世界遺産に登録される30年以上も前になります。■世界遺産を勉強したおかげでさらに旅行にいきたい欲にかられています。そして、ひょっとしたら新文芸坐も、100年後には世界遺産になっているかもしれませんね!

— 小池桔平 検索