日本映画“Best Price”〈適正価格〉ロードショー

2001/08/16 — 第26号

「映画料金、もっと安くてもいいんじゃない」、「この映画、興味はあるけど1800円出すのはチョッと」。こんな思いを抱いたことのある人は決して少なくないはず。■当館では10月上旬より、フレッシュで個性豊かな日本映画4本をロードショーします。それにあたりわたしたちは配給会社シネカノンと“適正入場料金とは?”と、とことん考えました。結論は思い切ったプライスダウン。入場料金1300円です。くしくもこの料金はわたしたちが行なってきた名画座二本立て上映と同じ料金です。■第1弾はドラマなどで人気急上昇の米倉涼子が映画初主演の『ダンボールハウスガール』。第2弾『みすず』は26歳で夭折した天才童謡詩人・金子みすずの生涯を『地雷を踏んだらサヨウナラ』の五十嵐匠監督が美しい映像で綴った一作。第3弾は『TATTOO〔刺青〕あり』(’82)などの高橋伴明監督、3年ぶりの新作『光の雨』です。テーマは連合赤軍事件。同時代を生きた高橋伴明の渾身の一作。宣伝根性抜きで本年度ベストワン有力候補だと思います。そして現在話題沸騰中の小説『白い犬とワルツを』(テリ―・ケイ原作/新潮文庫)の映画化作品が第4弾。“妻をなくした老人の前にあらわれた白い犬。この犬は老人にしか見えなったが、しかし……”。この感動ストーリーがどのような映画となって出来上がるか興味も尽きないところ。■どれも決して大作ではない。でも作り手たちの意欲が画面にみなぎる意欲作ばかり。「昔はよく日本映画を観たけどねぇ〜」というあなた。「オレはハリウッド大作専門」というキミ。もう一度日本映画に戻ってきてみませんか。試してみましょうよ。映画館の暗闇で新しい日本映画の息吹に触れてみて。

— 矢田庸一郎


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