『オーロラの彼方へ』……タイトル変えてほしかったの巻

2001/02/11 — 第8号

◆期待して映画館に入ったのに面白くなかった、ということはよくありますね。だがその逆はあまりないような。ところでこの『オーロラの彼方へ』。期待してないどころか、積極的に観たくないと思っていたのに何の因果か映画館に入っちゃった。するとどうでしょう、おもしれぇーじゃん!! (オレだけ?)。◆“NYでオーロラの見える日、30年前と無線がつながった。それは父が死ぬ前日……。父と子の絆に涙する感動作”だと(プレスより)。ゲロゲロ。観たくねーと思うよね。ところがこの映画、実は推理サスペンスだったのだ。◆息子が30年前の父(今は既に死亡)と無線で交信してしまったため歴史が狂い、当時世間を騒がせていた殺人鬼に母(今もちゃんと生きてる)が狙われるハメに。父と息子は無線で連絡を取り合って捜査に乗り出すが、父が逆にその容疑者として警察に捕まり、息子の方にも殺人鬼の魔の手が……(よく分からないという方、映画観てね)。◆主演は、妻メグ・ライアンをラッセル・クロウに寝取られ世界中から同情された(笑われた?)デニス・クエイドに、『シン・レッド・ライン』で女性陣から注目の的、ジム・カヴィーゼル。この人、とっても敬虔なクリスチャンで“夢は?”と訊かれたら「キリストと話したい」だって(笑)。時空を越えて悪人と戦ううちに人々が不思議な絆で結ばれるという物語は、ちょっと『ゴースト』を思い出させます。ロードショーは大コケ。だからビデオじゃなくてちゃんと映画館で観てると、意外な時に自慢できたりするかもよ。原題は「周波数」。あっ、なんかいい感じ。

— 矢田庸一郎


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