映画を通して戦争を語り継ぐ

2004/08/01 — 第97号

1945(昭和20)年8月15日、日本の無条件降伏を告げる昭和天皇の玉音放送が流れ、太平洋戦争は終戦となりました。昭和初期から続いた長〜い戦争が終わりました。悲惨な戦争でしたが、終戦から半世紀以上が経過し、戦争を知らない世代が多くなりました。沖縄では、今のイラクと同じように地上戦が繰り広げられ、軍人ばかりでなく、多くの一般島民が命を落としました。又、広島市、長崎市の市街地には、原爆が投下され多くの市民と街が一瞬にして消えてしまう人類初の惨禍に遭いました。◆毎年8月になると、非人間的な戦争体験を風化させないために、再び戦争に巻き込まれないために、戦争があったこと、戦争に負けたこと、原爆による世界唯一の被爆国であることを、[芝居][朗読劇][体験談][テレビドラマ][読書会]などで語り継がれています。◆映画の中にも、そんな戦争時代を背景にして、“生”“死”“愛”“友情”“家族”“国家”“個人”“運命”など戦争という異常な状況下での様々な人間ドラマを描いた名作、傑作が数多くあります。新文芸坐では、映画上映を通して戦争を語り継いでいきたいと思っています。◆戦前に製作されたドキュメンタリー映画、戦争中に製作された作品、戦後映画全盛時代の名作、傑作、この戦争の核心に触れる長編記録映画『東京裁判』、そして、昨年度キネ旬1位の黒木和雄監督の『美しい夏キリシマ』まで、劇映画、記録映画、アニメも含めて、新旧取り混ぜて27作品を7/31から3週間にわたり特集上映いたします。映画を楽しみながら、今の日本の状況と戦争について、ちょっと考えてみましょう。

— 永田稔


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