楢山節考
子が老いた親を山に捨てる残酷な因習が人工的様式美の世界で悲しく綴られていく天才・木下惠介監督の野心的傑作!
© 1958 松竹株式会社
- 公開年
- 1958
- 上映時間
- 98分
- 監督
- 木下惠介
- 原作
- 深沢七郎
- 脚色
- 木下惠介
- 撮影
- 楠田浩之
- 音楽
- 杵屋六左衛門、野沢松之輔
- 出演
- 田中絹代、高橋貞二、望月優子、市川團子(二代目市川猿翁)、宮口精二
亭主に先立たれた老婆おりんは、嫁に先立たれた息子の辰平の後妻を探しながら、けさ吉はじめ3人の孫の面倒を見ている。村では、貧しい村での口減らしのため70歳になると楢山まいり(姥捨て)をする風習があった。村の祭りの日、隣村から亭主に死なれた玉やんが後妻にやってくる。これで心おきなくお山へいける、というおりんだったが……。